JRの高架化について
2019年 04月 19日
前置きですが、この記事では釧路駅を新しく立て直すことについては書いていません。
そっちに関しても思うところが結構あるので、両方を1つの記事に入れてしまうとあまりにも長くなってしまう為、ここではあくまで「高架化」についてだけ書いています。
では・・・
そもそもこの計画が出てきた時ってまだバブルの真っただ中の80年代だったらしいですね(その頃は勿論釧路にいなかったのでよくは知りませんが・・)、そして当時凄い賑わいだった北大通りと共栄通(共栄大通でしたっけ?)の間の人の行き来をスムースにして、もっと栄えさせようという話だったという感じの事を聞きました(これに関しては駅舎の問題ですけどね)。
でも・・・
これって平成も終わろうとしている今の時代には全くそぐわない理由となってしまっていますし、今では誰も言いません。
でも、高架化を進めようという動きは、未だにかなり根強くあります。
では、何の為に?
津波対策だとか災害対策と言う理由を耳にするのですが、何故高架化がそれらの対策になるのか僕は今一つ理解できません。
津波が来た時に逃げる場所を作る?
だったら、既にあるビル(空きビルを含めて)を活用すれば非常に安く上がるはずです。
実は、実際にそのような事は行われつつあって、ビルのオーナーさんの何人もがいざという時の避難場所としてビルを使う事に同意しているようです(奥尻島の津波で助かった人が語り部活動で釧路に来た時に聞きました)。
だとしたら、後はいかにその場所を市民のみならず観光等で訪れた人がすぐに分かるようにマークをつけたりする事と、例えばビルが閉まっている休日に災害が起きた時に、誰がどのような手はずでビルのカギを開け人を誘導するのか等のマニュアルを作成し、定期的に訓練も行うだけだと思うのです。
コレって、スッゴク安くできそうじゃないですか?
他方、もし防災対策と言うのが車の流れをスムースにする事なら・・・
そもそも災害時は車を使ってはダメです!教習所で習っているはずです。
災害時は車はかぎをつけたまま脇に停めると・・・
じゃないと、救急車両の妨げになっちゃいますからね。
だから、車の流れが理由ならペケ。
また・・・
JR高架化のかかる費用の全てを釧路市が負担するようになる事は無いでしょうが、負担ゼロという訳にもいかないでしょう。
JR北海道も2030年までに黒字化する予定らしいですし、道も国も財政的に決して余裕がある訳ではないので、地元(釧路)が結構な額の負担を負う事になるのではないかと危惧します。
だったら、いっそ高架化をやめてしまって、そのお金をもっと市民生活に役立つことに使ったらどうでしょうか?
例えば・・・
教員の負担が大きくて生徒一人ひとりにに向き合う時間が十分にとれないのなら、せめて事務作業を減らせるように事務員を一人増やすとか・・・
冬の除雪予算を増やしてもいいし・・・
市立病院のベッドを全て電動ベッドにかえるとか・・・
かなりの金額のはずだから、色々出来ると思いますヨ。
2011年の4月11日に撮ったらしいので、ほぼ8年前ですね。
でも、この写真って意外と良くないですか?
道の先の雲の向こうには明るい太陽があるって・・・
by hideyuki-miyazaki
| 2019-04-19 13:42
| 2019年 釧路市議会選挙
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