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教育現場の一層の充実

前の記事で人口減少を食い止める為の一つのとして、『教育現場を充実させる』と書きましたが、その事に関してもう少し詳しく説明します。

子供を学校に入れたら、多くの親は子供の為に暫くはなるべく引っ越さない様にすると思います。つまり、子育て世代の人達は比較的長く一カ所に滞在する(勿論、釧路を気に入って貰って、そのままず〜っと住んでもらいたいです!)と考えられます。

一方、企業は(他の自治体との誘致競争に勝って)どうにかして誘致出来たとしても、不景気になって業績が悪化したり、思った様に収益が伸びなかったりすると、業績不振の店舗や支店をあっさり閉めていなくなってしまいます。この傾向は、地元に古くから根付いている企業よりも、拠点は外にある企業の方が顕著の様な気がします。

つまり・・

企業の誘致に成功すれば、確かに仕事は増えます。しかし、その仕事が急に無くなる可能性も考えておかないといけないと思うのです。その時になってあたふたしても急には仕事は増やせませんから・・
この様に考えた場合、企業の誘致は短期的には人口減少を食い止める為に効果があるかもしれませんが、長い目で見たら危ない部分があると言う事は考えておかないといけないと思います。

その点、子育て世代を釧路に移住して貰う事に成功したなら、その人達は暫く釧路に留まってくれるでしょう。
又、教育環境をより充実させる事は、当然、既に釧路にいて子育てをしている人にとってもメリットが有ります。つまり、人口減少にも効果が期待出来る(効果が出て来るのに時間がかかるのが難点ですが)だけでなく、現在の市民にとってもメリットがある費用効果の高い物であルト思います。

では、どうやって教育現場をより良くして行くかと言うと・・

まずは、実際に教壇に立つ教師からの意見をアンケート等を通して集めます。そして、その結果を元に教師や専門家の人達の意見、さらには児童やご父兄意見等も交えて、伸ばすべき点や改善すべき点を見つけて行こうと思っています。

何故、『教師の意見を最初に・・』と言うと・・・

まず、彼らは毎日実際に児童に接してる現場のプロだからです。おそらく、一番学校内での児童の事を知っているのは(児童達自身を除けば)教師だと思うからです。児童の為に教育現場を改善するなら教師の意見は欠かせません。

次に、働いた事が有る皆さんの多くは経験していると思うのですが、現場の声をちゃんと聞いてもらえるかどうかで、自分達の仕事に対するモチベーションはかなり変わると思うのです。教師だって同じ事ではないでしょうか?そして、教師の場合、そのモチベーションが向く先は児童たちです。つまり、教師のモチベーションを上げられれば、児童たちとっても良い結果が期待できます。

また、4月14日の記事「気持ちの余裕と優しさ」にも書きましたが、気持ちの余裕が無くなって来ると、周りに対しての態度にも余裕が無くなってきます。毎日忙しすぎて余裕が無くなっていると、周りに十分な気配りが出来にくくなって来るという事も大事です。児童の小さなヘルプのサインを見逃す事になってしまうかもしれません。
この様に考えると、教師の人達のストレスや不満を見つけて行く事は、非常に大事な事だと思うのです。例えば、教師の仕事が授業の準備や教壇で教える事以外の雑用で忙しすぎるのなら、専門の事務員を雇うと言う選択肢だってある筈です。事務員なら教員免許がなくても大丈夫です。


これらの事を総合的に考えた結果、教育現場のより一層の充実は釧路に将来にとって大きな意義を持つと思いましたので、政策の重要課題の1つに加える事にしました。

『結局、調査だけか?具体案は何もないのか?』と思われるかもしれませんが、耳障りが良いだけで、現状をきちんと把握しないで、効果がどれだけあるかも分からないだけでなく、出来るかどうかさえ分からない案(政策)を出す事は余りにも不誠実だと思うのです。

教育現場の一層の充実_c0356379_18232915.jpg

by hideyuki-miyazaki | 2015-04-21 20:50 | 釧路市議会議員選挙 | Comments(0)

色々と思っている事を・・・


by hideyuki-miyazaki
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